回顧 2016年


年の瀬にあたり2016年を、この日記と毎日の Evernote 版「一行日記」で以下、ざっくり振り返ってみました。

1月早々、いつも積読NHK ラジオテキストを kindle 版で購入、「電子書籍初体験」となりましたが、これは12月号まで買い揃えてやっと何とか活用できるメドが付いた、という次第。
来年が楽しみですね。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20160111
さんざ迷った挙句、11月に購入した一ノ瀬先生の『英米哲学史講義』が、2010年の放送大学講義の読み原稿を起こしたものだと判っていたら、これも電子書籍版を買って NHK ラジオテキスト同様、赤や黄ラインマーカーを引き通勤車内で胸ポケットから iPod touch を取り出して眺めたことでしょう。

英米哲学史講義 (ちくま学芸文庫)

英米哲学史講義 (ちくま学芸文庫)

https://www.amazon.co.jp/review/R2TMGCU6LVXWQK/ref=cm_cr_rdp_perm?ie=UTF8&ASIN=4480097392
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20101103

2月に下の息子と訪英を企みましたが、アーセナルのチケット入手にまさかの失敗、で断念しました。これは今思うと、凄い試合だったこともあり本当に残念でした。
相手のレスターは、結局、5月に奇跡のプレミア初優勝を遂げましたね。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20160207
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20160422
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20160502

6月の英国の EU 離脱国民投票、11月の米国の大統領選挙と、大方の予想を覆す結果に驚かされましたが、後でこれらの結果には行き過ぎた「グローバリズム」等充分な理由があったことが専門家により説明されています。
自分ももっと勉強しなければ、と考えております。

http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20161109
https://www.theguardian.com/music/2016/oct/03/loneliness-george-monbiot-ewan-mclennan-songs-tour

自分に身近な話題としては、他に、5月の初 LINE、部下と初メンタルクリニック、それが縁での初キャバクラ、と初物尽くし。7月にはメガネを新調し、8月に上の息子とブルーノート初体験、9月には iPod touch 128GB を、12月にはシングルモルト Cragganmore 12年を購入したこと位が、特記すべきことでしょうか。
https://www.discovering-distilleries.com/cragganmore/our-malts/

2016年を一言でいうと、昨年同様「概ね、いつもながらの『おやっさん的日常』、折角の夜のフリータイムに惰眠を貪り、またもや人生を短くしてしまった、という1年」でした。

それでは恒例、「1年の計」で立てた4本柱に沿って振り返ってまいりましょう。

○ 適度な運動 〜 上半身を強化して五十肩を直す!体重は65kg台に落とす!
9月の時点では「五十肩は相変わらず、というか酷くなっているよう」でしたが、最近、やや痛みが引いたようです。ネットで「五十肩は自然に治る」とあったとおり、なのかも。
体重の方は65kg台をキープできるよう、もう少し頑張る必要がありそうです。
ぶら下がり健康法や腹筋、あるいはバイク(今年は1度も乗れずで玄関に鎮座)等は無理でしたが、最近は「10秒ハムストリングストレッチ」を合間合間に実行しているという状況で、これは良い傾向です。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20150719
○ 掃除、洗濯、料理の嗜み 〜 だらしない生活態度から脱却!
気儘な「おひとりさま生活」では、だらしない生活態度から脱却しなければ、というインセンティヴがそもそも欠けているのでしょう。人生の相棒を見つけられれば「日常的な無気力が人生を損なう」(村上春樹1Q84』)生活から抜け出したい、という気にもなろうというものです。

○ 愉しみの読書を!
上記のとおり「折角の夜のフリータイムに惰眠を貪り、人生を短くしてしまう」ことを何とか避けたいと、元旦に「愉しみの読書」を目標に掲げ、3月にも改めて、自分にとっての、これぞ、という本を読もうとしてみましたが、結局ダメでした。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20160311
そもそも2Fの書斎で読書するという習慣が、目の前にPCがあるせいなのか、なかなか身につきません。それに、めっきり夜に弱くなってしまいました。
来年こそ「2時間の愉しみの読書の習慣」を身につけたいですが、毎日2時間の読書をするには土、日の過ごし方(NHK ラジオテキスト準備、DVD・CDやプレミア観戦)を改革しなければならない、と考えております。

2016年に気になった本 一覧

憲法と民主主義の論じ方

憲法と民主主義の論じ方

このコンビの前著『これが「憲法」だ!』の方が刺激があっておもしろかった気がしました。これで鶴見さんの日米交換船でのエピソードを知りました。
思想の落し穴

思想の落し穴

  • 作者:鶴見 俊輔
  • 発売日: 1989/01/30
  • メディア: ハードカバー
戦争中の昭和17年から戦後の昭和60年まで日本でくらしてきて、日本の知識人にかけているのは、パウル・レーザーにあったようなおだやかでしっかりしている批判だと私は思う。
「こだわり」(初出「太陽」1985.8)
戦争が遺したもの

戦争が遺したもの

拾い読みした程度ですが鶴見さんの影響力に感じ入りました。
働く君に伝えたい「お金」の教養

働く君に伝えたい「お金」の教養

二人の息子に読ませたい、と思いましたが自分も生き方(定年不要論)を考える上で参考になりました。
職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

  • 作者:村上春樹
  • 発売日: 2015/09/10
  • メディア: ハードカバー
来年は新作長編が出るようですね、楽しみです。
ボブ・ディラン全詩集 1962-2001

ボブ・ディラン全詩集 1962-2001

茶店バラカンさんの放送を iPod で聴きながら、この2巻本で以下の曲の歌詞を確認しましたが、この作業をもっと続けたいと考えています。

2016年10月22日放送
01. Subterranean Homesick Blues / Bob Dylan // Bringing It All Back Home
02. The Times They Are A-Changin / Nina Simone // To Love Somebody
03. Simple Twist Of Fate / Jerry Garcia Band // Jerry Garcia Band
04. Masters Of War / Charles Lloyd & The Marvels // I Long To See You
05. Don't Think Twice, It's All Right / Joan Baez // 75th Birthday Celebration
06. Seven Curses / Joan Baez // 75th Birthday Celebration
07. Forever Young / Joan Baez // 75th Birthday Celebration
08. It's All Good / Bob Dylan // Together Through Life

http://www.nhk.or.jp/program/sunshine/backnumber/WS1610.pdf

(朗読)

敗戦日記 (中公文庫BIBLIO)

敗戦日記 (中公文庫BIBLIO)

  • 作者:高見 順
  • 発売日: 2005/07/26
  • メディア: 文庫
この文庫版より昭和34年文藝春秋新社刊の箱入り版の方が好きです。
(恒例)
みすず 2016年 02月号 [雑誌]

みすず 2016年 02月号 [雑誌]

  • 発売日: 2016/02/01
  • メディア: 雑誌

○ 音楽、映画、スポーツ、旅行 〜 遊び心で残りの人生を満たそう!
9月に「週に本1冊」というのは難しそうですが「週に映画1本、週にCD1枚、週にプレミア1試合」というのは実現可能だろう、ということで、これを実践してみました。
プレミアと音楽の方は苦労しませんでしたが、特に映画について、11月以降、ある方からの「推薦」が自分には非常に参考に(観なければ、と思わされて、実際観てみたところ、という意味で)なりました。
それで巡りあった作品の中でも、特に感心したのが、この1本。

グランド・ブダペスト・ホテル [DVD]

グランド・ブダペスト・ホテル [DVD]

  • 発売日: 2015/07/03
  • メディア: DVD
余りに素晴らしかったので、蓮實さんの対談が載っている参考文献まで探し出して読んでみましたが、推薦してくれた方に正に感謝、です。

定年まで残り僅かとなり、お金と体力を要する「遊び心」を満たすことは、現役である今しかできない、と最近、よく考えるようになりました。海外旅行など特にそうだと思っています。
また4月1日付け一行日記に「定年後を見据えて出会いに期待しよう」と記しましたが、9ヶ月後にこうなっていることを想像した訳ではないものの「出会い」は確実にあったと思っています。
この「出会い」(7月15日に出会うもすれ違い、11月18日に再会し、25日に初デート。地味な出で立ち、育った環境が気に入りました)を活かせるか、どうか。
来年は良い年にしたいものです。