ネイマールを取り囲んだ赤い壁


サッカーのワールドカップ(W杯)準々決勝ベルギー戦で、ブラジルは攻めても攻めてもゴール前に立ちはだかる“赤い悪魔"たちの高くて厚い壁に跳ね返された。シュート数がブラジル26、ベルギー8という数字が示す通り、試合内容では優勢だったが、ゴールが遠かった。過去20回のW杯で5回優勝し、4強以上の成績を残したのが計11回を数えるブラジルにとって、準々決勝敗退は最悪の成績に等しい。

この試合の最大の敗因は後半、多くの決定機をつくりながらネイマールコウチーニョレナトアウグストらが決め切れなかったことだろう。その理由は、技術面ではなく精神面にあったと考えている。
コスタリカ戦の後半もそうだったが、ネイマールがパスやシュートのミスを連発し、彼がいら立ちをあらわにしたことが他の選手にも伝染してミスの連鎖を引き起こしていた。前回大会の準決勝でドイツに歴史的大敗を喫し、4年をかけてそのショックから立ち直ろうとしてきたが、選手たちはあのトラウマを払拭できていなかったのかもしれない。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO3274789008072018000000/?disablepcview
https://www.youtube.com/watch?v=5OJfbYQtKtk&list=PLCGIzmTE4d0g2ZpaT5jiaOXSjt9KixbDw&index=1

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