桃李不言下自成蹊

「桃李不言下自成蹊」
桃李もの言わざれども下おのずから蹊を成す(トウリ モノイワザレドモ シタ オノズカラ コミチヲナス)。
これは本日たまたま眼にした「愛知医報」(No.1909, 23.9.1)という愛知県医師会が発行している会員向け機関紙(月2回発行)で、本間栄さんという知多市の外科医の方が愛知用水の生みの親である久野庄太郎翁の思い出を綴った文章「或る篤農家の生涯」を読んだ中にあった言葉です。翁が亡くなった半年後に催された「久野庄太郎を偲ぶ会」の席上に掲げられていた額の文字のようです。
司馬遷の『史記』にある言葉で、司馬遷が「李将軍列伝」において、李廣の人物を述べるため引用した諺「桃李不言下自成蹊」でその意味は、桃や李(すもも)の木は物を言わないが美しい花を咲かせ美味しい実をつけるから、人々が集まって木の下に自然に道ができていく、というもの。久野庄太郎翁の人徳が偲ばれます。
この久野翁については私が子供の頃に県の教育委員会で編集され小学生に配布された『郷土に輝く人々』のどこかで読んだ記憶があります。

懐かしい写真!確か実家にまだあるはずです。
http://tanji.blog9.fc2.com/blog-entry-18.html
久野翁と不老会
http://www.furo-kai.or.jp/m22_kai_no_ayumi.html