別れの予感

アジアの歌姫 テレサ・テン の誕生日が私と同じ日だということを、本日、発見した次第。
2017年は彼女の生誕64年、没後22年、ということになります。

当時は、テレビ・ラジオの歌謡曲番組をよく観たり聴いたりしていましたので「今夜かしら明日かしら(1974)」や「空港(1974)」をハッキリ覚えておりますが、その後、80年代になって「つぐない(1984)」、「愛人(1985)」、「時の流れに身をまかせ(1986)」とメガヒットを連発、今からちょうど30年前の「別れの予感(1987)」で、その歌唱は極まった感があります。
彼女以外、誰も、とてもこうは歌えない、実に「素晴らしい」の一語に尽きますが、その素晴らしさを具体的に述べると以下のとおり。

その1 彼女の、清澄で透明な、何ともいえない美しい声
その2 曲も良いですが、どうしてこのタイトル(別れの予感)なのか、切なすぎる内容で聴く者を納得させる、その歌詞
(その他のメガヒット3曲の歌詞には「人生航路」っぽくチャチャを入れたくなる箇所がありますが、これには全くありません!)

とても涙なしでは聴けない、正に彼女が歌ってこその名曲だと申せましょう。


(後記)
以下の番組で知ったのですが、彼女が歌うはずだった、そして急逝により歌うことはなかった幻の新曲のタイトルは 「忘れないで」 だったそうです。
合掌

『アジアの歌姫 テレサ・テン 今甦る素顔と真実』
<BSフジサタデースペシャル>2017年1月28日(土) 19:00〜20:55
 台湾を代表する歌手でありながら、母国の台湾のみならず、中国、タイ、マレーシア、シンガポール北朝鮮、そして日本で絶大な人気を誇り「アジアの歌姫」と称されたテレサ・テン
 彼女は、42歳という若さで短い生涯を閉じた。
 その最後は、気管支ぜんそくが原因とされているものの、実際には幾つもの謎が残されている…。

 今も色あせることなく輝き続けているテレサ・テンの魅力とは?
 なぜ彼女は、若くして死ななくてはならなかったのか?

 この番組では、テレサ・テンの出生に始まり、歌手としてスターへの階段を駆け上がる輝かしい過程、日本への進出と挫折、そして謎に包まれた不慮の死まで彼女の人生を辿っていく。また、彼女と関係の深い人物にインタビュー取材を実施。懐かしの映像とともにヒット曲も多数ご紹介する。

http://www.bsfuji.tv/teresatengsugao/pub/index.html