ぼくのわたしの本棚展

ちょっと気になる「ぼくのわたしの本棚展」。
http://www.bookmark-ngy.com/hondana_kamimono
http://bmnhondana.exblog.jp/
3月7日から始まる BOOKMARK NAGOYA。名古屋を中心に大型新刊書店や個性派書店、古書店、カフェや雑貨店などが参加して街のあちこちで本に関連したイベントやフェアが開催されますが、その中の企画で、カフェ・パルル cafe parlwr という新栄のカフェにて「名古屋と言えば、なあの人や、著名人の貴重な本棚写真も展示」するというイベントがあるようです。
http://www.parlwr.net/
文藝春秋も「日本人は本が好き」と銘打って別冊を出しましたが、ここにもグラビア「書棚拝見」があります。
http://www.bunshun.co.jp/mag/special/index.htm

最近、こうした著名人の書斎の写真を載せる雑誌(週刊文春の「私の書斎」やエスクァイアの特集「私の書斎」など)が目に付くような気がしていましたが、どうやら、書斎とか本棚といったスペースがちょっとしたブームになっているのかもしれません。
英国の Guardian 紙にも Writers' rooms というコーナーがあるようです。
写真は Sebastian Faulks の仕事場であるウェストロンドンのフラット( The room is part of a small flat in Holland Park, in west London. )。壁に貼ってある写真はオーウェルですね。

http://www.guardian.co.uk/books/2009/jan/17/sebastian-faulks-writers-rooms
次の写真は Richard Eyre の部屋( My room is on the front at the top of a tall, west-facing Edwardian house in Brook Green. I can see Hammersmith, Chiswick, the arch of Wembley Stadium and, on a good day, some distant low hills. )。

http://www.guardian.co.uk/books/2008/sep/13/writers.rooms.richard.eyre
http://www.guardian.co.uk/books/series/writersrooms
さて、世の中つとに紙媒体のメディアの衰退が言われています。新聞(アメリカの歴史ある地方紙の廃刊)や雑誌(日本版エスクァイアは5月に休刊するようです)は勿論、本の未来もかなり厳しいようです。それでも私は、街に本屋さんは必要だと思いますし、何より本が並んでいるのを眺めるのが好きなようです。
その意味で書斎が自分の大切なスペースになっています。しかしながら、大切な書斎として今の自分の部屋を造った私としては、造る時にはかなりこだわったはずなのに、実際に並んでいる本棚は、あまりに雑で早く何とかしなければいけないような状況になっています。
以前の学生時代の方がもう少し整然としていて、少しは何かを主張しているような本棚だったような気がします。今はとても写真を撮る気にはなれません。