寒い国から帰ってきたスパイ

BBC Radio 4 で 5月から始まったラジオドラマシリーズ The Complete Smiley。

http://www.bbc.co.uk/radio4/features/smiley-season/
7月は3週にわたって The Spy Who Came in From the Cold でしたが、残念ながら第3回の再放送を聴き逃してしまいました。このドラマシリーズはすぐにBBCからAudio CDとして発売されるようなので、ちょっとしゃくだけど、いつもBBCにはお世話になっていることもあるし、これは購入しようと考えています。

The Spy Who Came in from the Cold

The Spy Who Came in from the Cold

http://www.amazon.co.uk/Spy-Who-Came-Cold-Audio/dp/1408400855/ref=pe_14141_16551561_as_txt_8/
それにしても『寒い国から帰ってきたスパイ』。このタイトルは懐かしいです。
というのは、昔、母親が読んでいた婦人雑誌で当時封切られた映画「寒い国から帰ったスパイ」が紹介されていたのを見た記憶が何故か鮮明にありまして(他に「アポロンの地獄」とか「テオレマ」を覚えています)、寒い国、というのはどこなのかなぁなどと子供ながらに思った覚えがあります。
リチャード・バートンが主人公アレック・リーマスを演じたんですね。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9068
Amazon の以下の読者レビューがとても参考になりました。

 この小説を読んだ時、前半は面白いというより、しんどかった。しかしその辛抱は、後半の怒濤のような展開と緊迫感によって報われる。読み終えたときの満足感を信じて読んで欲しい。
 日本語訳では、題名が「寒い国から来たスパイ」となっているが、原題の Cold は、「寒い」という意味ではない。ただ、この日本語訳の題も、雰囲気をうまく醸し出しているので、誤訳なのか、意図的に変えたのかは、私には分からない。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0802714544/ref=ord_cart_shr?_encoding=UTF8&m=AN1VRQENFRJN5


Rereading: The Spy Who Came in from the Cold by John le Carré
William Boyd explains why he keeps returning to Le Carré's great espionage novel 50 years after its first publication
http://www.guardian.co.uk/books/2010/jul/24/carre-spy-came-cold-boyd