政治とビジョン

Politics and Vision: Continuity and Innovation in Western Political Thought

Politics and Vision: Continuity and Innovation in Western Political Thought

本書が2004年に刊行され、千葉眞教授が朝日新聞でその出版について述べている記事を読んで Amazon でハードバックのこの本を注文したのですが(2005.5.5)残念ながら今、手元にありません(その後で購入した雑誌「思想」に部分訳が連載されたのは手元にあります)。
政治とヴィジョン

政治とヴィジョン

仕方がないので、図書館で浩瀚なこの訳書を借り出して、今日から3週間、今回の政権交代を記念する意味もあり、拾い読みしてみようと思っています(特に序言、第1章、9章、14章から17章あたりでしょうか)。

増補版への序言
第1部(1960年 旧版)
 第1章 政治哲学と哲学
 第2章 プラトン
 第3章 帝国の時代
 第4章 初期のキリスト教時代
 第5章 ルター
 第6章 カルヴァン
 第7章 マキアヴェリ
 第8章 ホッブズ
 第9章 自由主義と政治哲学の凋落
 第10章 組織化時代の政治思想


第2部(2004年 増補版)
 第11章 近代の権力からポストモダンの権力へ
 第12章 マルクス 政治経済学の理論家
 第13章 ニーチェ
 第14章 自由主義と合理主義政治
 第15章 自由主義的正義と政治的民主主義
 第16章 権力と諸形態
 第17章 ポストモダン・デモクラシー

参考文献
その1。ウォーリンを初めて知った三谷太一郎さんの文章を収めた論集。

二つの戦後―権力と知識人

二つの戦後―権力と知識人

その2。ウォーリンの最新刊。副題の中に「反転した全体主義という幽霊(the Specter of Inverted Totalitarianism)」の語句があります。
Democracy Incorporated: Managed Democracy and the Specter of Inverted Totalitarianism

Democracy Incorporated: Managed Democracy and the Specter of Inverted Totalitarianism