学問のすゝめ

毎月第一日曜日にはCS放送が無料で視聴できるので英プレミアリーグやFAカップの試合が観られて有難いといつも思っています。
今日はそのCSで朝日ニュースターの「学問のすゝめ」という番組を何気なく眺めておりましたところ、西部邁さんと佐高信さんの二人が北一輝についてだらだらと語っておられました。
お二人の前のテーブルには日本茶が置かれていたようでしたが、1時間近く、よくもまあお茶だけであのように語れるものだと感心しました。
特にあの西部さんであれば目の前にアルコールが置いてあって、赤い顔をして酔っ払ってぐだぐたとやられた方が却って話にキレが出たのではないでしょうか。飲み屋のカウンターで対談するシーンがピッタリだなあと思いました。
調べてみたところ、お二人の対談をまとめて本になっている模様。

思想放談

思想放談

その内容紹介によると

左右両極より、大事小事を、侃侃諤諤。電波芸人に陥ったテレビ文化人と一線を画す反時代的言論ダンディズム、ここに在り!
福澤諭吉からマルクス丸山眞男からケインズまで縦横無尽に論じる思想家異聞。朝日ニュースターで放送中の「学問のすゝめ」の書籍化。
福沢諭吉からマルクスまで縦横無尽に論じる人物列伝。その他、夏目漱石トックヴィル美空ひばりニーチェ吉田茂オルテガ石原莞爾ガンジー西郷隆盛トロツキー丸山眞男ケインズ黒澤明を取り上げる。

「電波芸人に陥ったテレビ文化人と一線を画す反時代的言論ダンディズム、ここに在り!」という箇所など、思わずクスリ、と笑っちゃいますね。
西部さんといえば、その昔、漫画「ゴーマニズム宣言」が開始されたすぐぐらいで「こんな酔っ払いのインテリ爺は実にイジメ甲斐がある」とこっぴどく描かれていたコマが忘れられません。