英国の中央政府と地方自治体

自治体ガバナンス (放送大学大学院教材)

自治体ガバナンス (放送大学大学院教材)

本日、BSで放送大学の「自治体ガバナンス」という講義の第2回「中央と地方」を、終わりがけの箇所だけ偶然目にして、思わず何?と目が釘付けになったのは、英国○○大学の○○という先生に講師が英国における中央政府地方自治体の関係をインタビューしている場面。
英国には成文憲法がなく地方自治憲法上保障されていないため、中央政府が地方の権限、財源を好きなようにコントロールしている、と述べておられるではありませんか(引用は余り正確ではありませんが)。
以前、金井利之先生が「そもそも二大政党制・官邸主導・政治主導と分権型社会は整合しない。イギリスのように集権型国家に相応しいのである」と言われることが「イングランドスコットランドウェールズ北アイルランド連合王国であるイギリスのどこが集権型国家なのかはよく分かりません」と理解できなかったのですが、なるほどスコットランドウェールズ地方自治体(政府)とみるのでなく、市町村レベルと中央政府との関係を考えれば、これはやはり日本以上に集権的なのでしょうね。
やっと納得できました。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20101013