時の経つのは早いもの

NHKラジオ深夜便こころの時代。今日は2005年4月から月1回、最終日曜日に放送されてきた五木寛之さんの「特集・わが人生の歌語り」の第60回、最終回の日でした。
これまで何度か聴いたことがありましたが、そのつど五木さんの話に「へぇー」と感心することしきりでした。
最終回の今日は21日にスタジオでなくNHKホールで公開収録されたもので、ゲストのペギー葉山田川寿美松原健之の3人の歌い手が、五木さんの作詞になる曲を披露していました。
5年間、本当にあっという間だった、という五木さん。時折、気のせいか入れ歯の音がカチカチしているようにも思いましたが、その穏やかな語りは、そのまま文章に起こしても立派な本になるような内容でした。実際、番組で紹介された曲を付録のCDに収録して出版されているようですが、昭和歌謡史の大変良い企画であろうと思われます。

五木寛之・監修・選曲・ナレーション わが人生の歌がたり 第1巻

五木寛之・監修・選曲・ナレーション わが人生の歌がたり 第1巻

私は五木さんが書かれた本は1度も読んだことがないのですが、彼の話しぶりを聞くに及んで『蒼ざめた馬を見よ』(ラジオドラマで聴いた覚えあり)や『青春の門』以来、ずっと長い間、人気作家として世に君臨されている理由が少し分かったような気がします。

早いといえば、こちらもそう。
2007年6月10日付けの読売新聞日曜版の読書欄で紹介されていたのを見て「充実の読売新聞読書欄!! 是非読んでみたい。チャレンジ!!」と思い早速アマゾンで購入した本。

Eat Pray Love: One Woman's Search for Everything Across Italy, India and Indonesia

Eat Pray Love: One Woman's Search for Everything Across Italy, India and Indonesia

その頃から既に映画化の話があったので、そのうち邦訳が出るとは思っていました。
本日のNHKBS週刊ブックレビューの再放送で合評本の1冊として紹介されているのを見て、すでに昨年翻訳が出版されていることを知りました。
これなら読めそうだと思って原書を買い、いつものごとく途中で飽きてしまい積ん読状態になっていましたが、全く、時の経つのは早いものです。
食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書

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