回顧 2014年

年の瀬の恒例で、今年の「おやっさん的日常」を振り返ってみます。
まず、2010年以降続けていた「今年も残り100日」の反省が今回、できなかったのは残念でした。
というのは「当面、旅行の予定はありません」だったのが、9月にスコットランドに出掛けることになって、帰国したその日が「残り100日」という混乱の中で失念してしまった、という訳。

それにしても折角、独立住民投票に合わせてお邪魔できたのにその面での準備不足、勉強不足は否めませんでした。
ただ、彼の地の熱気に煽られたのか twitter を始めることとなりました(尤もリツィートばかり、ではありますが)。最近では情報収集に役立っています。
もう一つ、彼の地でシングルモルトに興味をもち、帰ってからサントリー山崎に続いてグレンリベットを購入したものの適当なツマミが無く未だ開栓せず。これは来年の愉しみですね。
それでは今年の「1年の計」で立てた4本柱に沿ってまいりましょう。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20140101/
○ 運動不足解消、健康維持はMTBで!はどうなった?
全くダメでしたね、MTBは相変わらずタイヤがパンクしたまま玄関に鎮座しております。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20140105/
ヘルスメーターを4月に購入して毎朝、体重を計測する習慣にはなりましたが、11月に亡くなった健さんの体重67kgを常にオーバーしていて情けないです。
http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0908/index.html
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20130101
○ 計画的な読書、はどうだったか?
ブクログ私の本棚の和書、洋書それぞれの1段目に並んでいる本が、その時の私の読書対象本。読み了えなければ更新しない」という方針は守りました。
えっ、それってつまり「読み了えられず更新できなかった」ということでしょう、またもや情けない話ですね。
そういうことでしたが、一応、本ブログ及びアマゾン注文履歴とブクログのタイムラインを参考に、今年、実際に手に取った(あるいは気になった)主な本を、以下に並べてみます。
こうして並べてみると今年は、哲学、思想、法律、政治関係の本が少なかったように思います(手に取ったのはヌスバウム女史と『自衛権の基層』、読んだのは「みすず」連載中の原さんの「日記」くらいか。来年に期するものあり、です)。

ということで、まずは、ヌスバウム女史の本2冊(訳者の神島さんにはヌスバウムに関する単著あり)。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20140321
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20141104

Political Emotions: Why Love Matters for Justice

Political Emotions: Why Love Matters for Justice

今思えば貴重だった通勤途上、あるいは休日の喫茶店にて手にした3冊。
昭和史-1945 (平凡社ライブラリー)

昭和史-1945 (平凡社ライブラリー)

虹色のトロツキー愛蔵版1

虹色のトロツキー愛蔵版1

月日の残像

月日の残像

4月と8月のNHKラジオ「朗読の時間」で聴かなければ手にしなかったであろう本2冊。
久生十蘭短篇選 (岩波文庫)

久生十蘭短篇選 (岩波文庫)

死者の書・口ぶえ (岩波文庫)

死者の書・口ぶえ (岩波文庫)

NHKラジオ絡みでは7月から3箇月間、山中先生のお話を楽しく聴かせていただきました。NHK教育テレビ番組の書籍化(昨年のテレビシリーズ再放送を偶々観る機会がありましたので)。
道をひらく 内村鑑三のことば

道をひらく 内村鑑三のことば

BBCラジオ番組に著者が出演して知った2冊。
The Examined Life: How We Lose and Find Ourselves

The Examined Life: How We Lose and Find Ourselves

I heard Stephen Grosz talking about his book The Examined Life on the Radio 3 programme, Private Passions. Grosz’s true tales from the psychoanalyst’s couch have stayed with me and should be read by everyone who wants to understand what makes us who we are.

                               Alison Starling

http://www.theguardian.com/books/2014/dec/26/readers-books-of-the-year-2014

Wayfaring Strangers: The Musical Voyage from Scotland and Ulster to Appalachia

Wayfaring Strangers: The Musical Voyage from Scotland and Ulster to Appalachia

渡辺さんには懐かしい『幻燈辻馬車』(その昔、森繁、加藤道子さんのNHKラジオ「日曜名作座」で聴いたことがあったっけ)のおもしろさを教えていただきました。今年は正に「ピケティ・パニック」の年でしたが経済関連で井手、松井、齊藤、スティグリッツ教授の著作も。
http://www.theguardian.com/business/2014/dec/22/we-need-a-wealth-tax-thomas-piketty-2014s-most-influential-thinker
Capital in the Twenty-First Century

Capital in the Twenty-First Century

日本財政 転換の指針 (岩波新書)

日本財政 転換の指針 (岩波新書)

不自由な経済

不自由な経済

合理的選択

合理的選択

父が息子に語るマクロ経済学

父が息子に語るマクロ経済学

世界の99%を貧困にする経済

世界の99%を貧困にする経済

丸谷さんの本の中で一番凄い本かも。「思想」連載の文章を纏めた清水さんのこの本も(井筒さんの本と並んで)良い。
新々百人一首

新々百人一首

倫理学ノート (講談社学術文庫)

倫理学ノート (講談社学術文庫)

それにしても9月のスコットランド独立住民投票は盛り上がりましたね。
http://www.theguardian.com/world/2014/dec/26/top-10-news-stories-2014-guardian
Scotland's Future: Your Guide to an Independent Scotland

Scotland's Future: Your Guide to an Independent Scotland

スコットランド 歴史を歩く (岩波新書)

スコットランド 歴史を歩く (岩波新書)

ウイスキーと私

ウイスキーと私

やっぱり今年も村上さんでした!
もし僕らのことばがウィスキーであったなら

もし僕らのことばがウィスキーであったなら

村上春樹「かえるくん、東京を救う」英訳完全読解

村上春樹「かえるくん、東京を救う」英訳完全読解

愛蔵版 グレート・ギャツビー

愛蔵版 グレート・ギャツビー

夜はやさし

夜はやさし

相変わらずの英語コンプレックスから阿部さんの本を2冊。
英語文章読本

英語文章読本

英語的思考を読む ??英語文章読本II

英語的思考を読む ??英語文章読本II

最後に、年末、ちょっとオーウェルの著作にこだわってみましたので。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20141213
The Essays (Everyman's Library Classics)

The Essays (Everyman's Library Classics)

○ クラシック映画をどんどん鑑賞できたか?
購入した2本のDVDも観ることなく(うち1本は所在不明)結果はわずか「レベッカ Rebecca」(1940)の1本でした。

https://www.youtube.com/watch?v=oNTF4Ef-mb4
https://www.youtube.com/watch?v=7cf0-GsXDzI
http://en.wikipedia.org/wiki/Rebecca_%281940_film%29
考えてみると今年は飛行機の中でも映画を観なかったなぁ。

○ 音楽生活では?
「今年も音楽生活はジャズ、カントリー中心でまいります。毎週のBBCNHKラジオのプログラムは当然として、ライブ会場にもお邪魔したい」と祈念した年の初め。
あくまでラジオ中心で実際に購入したのは以下の2枚と少なかったですが、今年は9月に念願の Aly & Phil のコンサートを観ることができて実に良い年でした!

マスカーニ歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲、とうとう買いました!
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20140302/
IN MY SOLITUDE: LIVE I

IN MY SOLITUDE: LIVE I

今年の私のベスト盤!ライブなのでパトカーのサイレンの音も収録されちゃっていました。
この盤でその曲が取り上げられていて、音楽療法にも携わる野田燎さんのことを初めて識りました。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20141122/

○ 番外編 フットボール観戦

9月に折角セルチックパークにお邪魔できたのにキックオフ直後の到着になって、試合前の You'll Never Walk Alone を息子と一緒に歌えなかったのは全く痛恨の極みであります!