オーウェル「一杯のおいしい紅茶 A Nice Cup of Tea」

一杯のおいしい紅茶

一杯のおいしい紅茶

オーウェル曰く「まず、紅茶から注げということ。ここが、最大の議論の一つである。イギリスの家庭はどこでも、この点をめぐって二派にわかれると言ってもいいだろう。ミルクが先だという派にも、なかなか強力な論拠はあるけれど、わたしの主張には、反論の余地はないだろう。つまり、紅茶を先に注いでおいて後からミルクを注ぎながらかきまわしていればその量を正確にかげんできるのに、逆の順序でやったのではついミルクを入れすぎるではないか」。
他に、紅茶は濃いことが肝心、だとか、砂糖を入れてはいけない、「紅茶はビール同様、苦いものときまっているのだ。それを甘くしてしまったら、もう紅茶を味わっているのではなく、砂糖を味わっているにすぎない」とも述べていますね。
http://orwell.ru/library/articles/tea/english/e_tea