本日は日本国憲法が施行されて63年目の憲法記念日。
憲法記念日に関連して、以前ラジオで聴いて、どうしても備忘メモとして記録しておかなければ、と思っていたことを本日、記しておきたいと思います。
それは、今年の2月10日の早朝に聴いたNHKラジオ深夜便こころの時代で、昨年5月に放送されたもののアンコール放送だったようですが、童話屋という出版社を経営されている田中和雄さんという方の以下のようなエピソードです。
2001年5月に天皇皇后両陛下が御臨席になって全国植樹祭が山梨県で開催された折、『葉っぱのフレディ』を翻訳出版した田中さん御夫妻もそのレセプションに招かれ、陛下と言葉を交わす機会があったそうです。
「童話屋の田中和雄です」とまず自己紹介したところ、美智子皇后が「まあ、童話屋さん」とおっしゃった。童話屋を御存知だったことにまずびっくりされたそうですが、次のお言葉を聞かれた時には思わず絶句されたそうです。
「童話屋さん、『あたらしい憲法のはなし』を出してくださってありがとうございました。毎年の憲法記念日にはあの教科書を私ども家族で読むならわしにしております」
このように皇后陛下がおっしゃった、というのです。
田中さんがラジオでこのエピソードを披露されたとき、感動を新たにされたのか少し涙声でありました。田中さんは静かに淡々とその折の様子をお話しになり「ありがたいお言葉を頂戴したと思いました」とおっしゃっていましたが、本当に良いお話を聴けたと私も大変感動しました。
以上、田中さんは、このエピソードをこれまで他人に話したことはないともおっしゃっていましたが、こんな素晴らしい話は内緒にしておいてはいけないと思いましたので。
http://dowa-ya-kt.blog.so-net.ne.jp/2009-06-17
ラジオ深夜便 「小さな頃から本屋になりたかった」
美智子皇后陛下について、以前、私が感心して mixi 日記にもメモしておいたのは以下のことです。確か新聞ではなく朝のNHKラジオのニュースでこの話を知ったはずだと思いますが、本当に素晴らしい方だなあと改めて思います。
皇后さま73歳の誕生日・2007年10月20日(土)
朝日「皇后さま回答全文」の記事より、以下抜粋。
〈問3〉この1年国内外で起きたことで、皇后さまにとって特に印象に残ったことをお聞かせください。
【ご回答一】
(5)今年8月の新聞に、原爆投下後の広島・長崎を撮影した米国の元従軍カメラマンの死亡記事と並び、作品の一つ、「焼き場に立つ少年」と題し、死んだ弟を背負い、しっかりと直立姿勢をとって立つ幼い少年の写真が掲載されており、その姿が今も目に残っています。
http://www.asahi.com/national/update/1019/TKY200710190450.html?ref=rss
http://www.kunaicho.go.jp/kisyakaiken/kisyakaiken-h1901.html
http://www.dowa-ya.co.jp/publish/books/books_data/atarashiikenpounohanashi.html
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詩のトビラ ひらけごま! 〜「ポケット詩集」を読む〜
http://www.nhk.or.jp/r2bunka/ch05/1207.html