村上春樹『海辺のカフカ』を読了。
通勤車中で7月15日から読み始め上巻を9日、下巻を本日読み終えたということで後半、若干ペースが上がったようですが、これは16日に「読書のための鉄道の旅」を敢行したこともあるでしょう。いずれにしても4月以降の約5箇月間、通勤時間が大幅に伸びているのに小説は『沈まぬ太陽』全5巻とこの『海辺のカフカ』上下2巻のみ。相変わらず読書量が少なく残念です。
実は今回が村上作品を読み通した初めての体験だった訳ですが(手にしたのは『アンダーグラウンド』がハードバックで出たのを買ったのが最初。これは大部すぎて読み通せませんでした)、こういう文体なら私に向いている気がしました。
小説の設定も私好み。カフカ少年が小さな雰囲気のある図書館に住み着く、なんてシチュエーションは私なら司馬遼太郎記念館に置き換えてみたい。司馬邸のどこか小さな部屋に住み込ませて戴きたいものです。
先頃製造中止になったMDウォークマンが出てきたりして時代を感じましたし、国民文学として漱石と並び称される村上作品の中にMDが生き続けるなんてSONYもちょっと感慨深いのではないでしょうか。
BBCのプログラム Words and Music が正にそうですが、頭の中で朗読するタイプの私にとってバックで音楽が流れている方がどうも読書が楽しいようです。
この『海辺のカフカ』を読んでいる最中はもっぱら静かでどこか不思議なジャズが流れておりました。
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中でもこのオレゴンの Crossing。購入した端はよく分からず放ってあったのですがこれを機会に聴き込むことができました。1曲目 Queen of Sydny、3曲目 Alpenbridge、7曲目 Amaryllis、9曲目 Crossing など村上ワールドにピッタリでしたね。
http://www.amazon.co.uk/Crossing-Oregon/dp/B0000261P6/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1313902120&sr=8-1
http://www.ecmrecords.com/Catalogue/ECM/1200/1291.php?cat=%2FArtists%2FOregon%23%23Oregon&we_start=0&lvredir=712
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http://www.amazon.com/gp/product/B000059OB9/ref=ox_sc_act_title_1?ie=UTF8&m=ATVPDKIKX0DER
http://www.ecmrecords.com/Catalogue/ECM/1700/1743.php?cat=%2FArtists%2FTowner+Ralph%23%23Ralph+Towner&we_start=0&lvredir=712
(追記)
最近、めったに東京に行く機会がないのでチェックを怠っていました。
世田谷文学館の連続講座「村上春樹の読み方」
http://setabun.or.jp/event/murakami/
亀山郁夫「神の夢、または1Q84のアナムネーシス」(2011.9.11)
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https://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/100154.html
http://e-days.cc/features/tokyo/rock/008_niimoto.html
(2015.3.8 追記)
だいぶ前に購入した『海辺のカフカ』上下セットを本日、下の息子に進呈。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20120204
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/11/05
- メディア: 文庫
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