世界の巨匠13人の闘い

映画監督が描いた現代 〜世界の巨匠13人の闘い
講師 :佐藤忠男(映画評論家・日本映画大学学長)
ゴダールトリュフォーなど、フランスの映画監督たちが、世界に発信した『ヌーヴェルバーグ』は、これまでの映画の常識を覆すほどの衝撃を与えた。日本でも大島渚たち当時の若い監督が大きな影響を受けた。
この『新しい波』の運動は、単に映画界にとどまらず、一つの社会現象として捉えることが出来るだろう。
何故なら、その後、次々と、映画・映像の分野に、斬新な、新しい価値を生み出したからである。そして世界の映画監督たちは、娯楽指向から、人間のこころを描くようになり、数多くの傑作映画が誕生した。
今回の番組シリーズでは、それを起点として、新しい時代に挑戦した世界の映画監督たちの、人生とその映画作品に焦点を当て、その時代背景と意味を浮き彫りにする。
http://www4.nhk.or.jp/kokorowoyomu/314/

第1回 7月3日 『フランソワ・トリュフォー』〜映画を拡張する
第2回 7月10日 『ジャン=リュック・ゴダール』〜飽くなき真実への執着
第3回 7月17日 『アンジェイ・ワイダ』〜悲しみの代弁者
第4回 7月24日 『ミケランジェロ・アントニオーニ』〜愛は信じられるか
第5回 7月31日 『ロバート・ワイズ』〜もう一度あの幸福を
第6回 8月7日 『フランシス・フォード・コッポラ』〜正義の現実を暴く
第7回 8月14日 『スティーヴン・スピルバーグ』〜映画作りに欠かせぬ視点
第8回 8月21日 『ウディ・アレン』〜弱虫はこう闘う
第9回 8月28日 『クリント・イーストウッド』〜本物の男らしさへ
第10回 9月4日 『張芸謀』〜善意を信じる心
第11回 9月11日 『侯孝賢』〜わが祖国に誇りを
第12回 9月18日 『李滄東』〜まっとうに生きるとは
第13回 9月25日 『モフセン・マフマルバフ』〜憎しみの連鎖を断てるか〜

人間のこころを描いた世界の映画作家たち

第1回  ジョン・フォード
第2回  ウィリアム・ワイラー
第3回  アルフレッド・ヒッチコック
第4回  オーソン・ウェルズ
第5回  フレッド・アステアジーン・ケリー
第6回  マルセル・カルネ
第7回  デヴィッド・リーン
第8回  フェデリコ・フェリーニ
第9回  イングマール・ベルイマン
第10回  サタジット・レイ
第11回  イム・グォンテク
第12回  ウスマン・センベーヌ

http://www.nhk.or.jp/r2bunka/kokoro/1101.html

伝説の名優たち その演技の力

第1回  チャーリー・チャップリン「ライムライト」
第2回  ゲーリー・クーパー「誰が為に鐘は鳴る」(古きよきアメリカ人の理想像)
第3回  ジャン・ギャバン「ヘッドライト」(演技に息づく庶民気質)
第4回  イングリッド・バーグマンカサブランカ」(真の芸術への飽くなき情熱)
第5回  三船敏郎羅生門」(謹厳実直なる大スター)
第6回  田中絹代「愛染かつら」(最後まで輝き続けた大女優)
第7回  笠智衆「晩春」(気取りなき善意)
第8回  原節子青い山脈」(戦後日本のかれんな希望)
第9回  マリリン・モンロー「ナイアガラ」(虚像に覆いつくされた孤独)
第10回  ジェームス・ディーン「エデンの東」(反抗する若者たちのカリスマ)
第11回  ソフィア・ローレン「ひまわり」(前を見据える力強さ)
第12回  安聖基「曼荼羅(まんだら)」(韓国の国民俳優)

http://www.nhk.or.jp/r2bunka/kokoro/1001.html