高行健さんのインタビュー

本日、NHKTVで「週刊ブックレビュー」の再放送を観ました。
http://www.nhk.or.jp/book/review/index.html
司会の中江有里さん、あれ、ちょっとポッチャリされたようだなあというのが第一印象でしたが、お目当ては後半、国際ペン東京大会2010で来日された高行健 Gao Xingjian さんの単独インタビュー。
観終わっての感想として、インタビューといっても時間の関係からか、高さんが一方的に話す内容に編集されていたのがちょっと残念。これと比べたら今月7日の朝日新聞朝刊に載ったインタビュー記事の方が数段好く出来ていたと思います。インタビュアーの白石明彦記者が高さんの本をかなり読み込んで勉強されていたからでしょう。
それにしても、1989年の天安門事件以後、祖国を捨て真のコスモポリタンとしてパリに在住、世界的な文学者でありながら「文学で世界は変えられない」と言い切る高さん。中国の亡命作家の中では穏健派といわれているようですが、どこか不思議な雰囲気の方だと思いました。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/968684.stm

ある男の聖書

ある男の聖書

One Man's Bible

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本日の番組で、あと読んでみたいと思ったのは、書評ゲストのお一人、鈴木一誌さんが「映画ファンなら必読」と言われていたこの本。アンナ・カリーナが出ているゴダール映画では私は「女と男のいる舗道」しか観たことがありません。
ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代

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女と男のいる舗道 [DVD]

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