素晴らしき哉、人生!

クリスマス映画の定番「素晴らしき哉、人生!」。
随分前にこのDVDを購入していたのに観たのは今日が初めて。評判どおりの良い映画です。30年代、40年代のアメリカのモノクロ映画はどうしてこんなに人生に前向きなのでしょう。こうした映画を当時作ることができたというアメリカの国としてのおおらかさ、自信というものを感じますし、現在でもこういう名画をたまに観ると励まされます。元気が出る映画 №1という評価もあるようですが確かにそうかもしれません。
以下のHPによると、ドナ・リードが演じた主人公の妻の役に、当初、監督はジーン・アーサーを起用しようとしたようですが、当時既に40歳を優に超えている彼女が演じるのはいくら何でも無理があるでしょう。断ったアーサーは賢明だったと思います(尤も彼女が断った理由は Turned down Donna Reed's role in It's a Wonderful Life (1946) because she didn't want to work with James Stewart again. ということだそうで「我が家の楽園」(1938)、「スミス都へ行く」(1939)とコンビが続いた後なので無理もありません)。
ですがこの映画のジェームズ・スチュワートは正にピッタリのはまり役で、ケーリー・グラントではちょっと線が太かったのではないでしょうか(「コンドル」(1939)や「ヒズガール・フライデー」(1940)の中の元気なイメージがあるからですが、やはりグラントでも良い味を出したかもしれませんね。好みの問題です)。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/5710/wonderful-life.html
http://www.classiccinemaonline.com/index.php/movie-billboards/holiday/706-its-a-wonderful-life-1946

www.imdb.com
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