2012年回顧


今年1年を振り返って例年にない大事は、何といっても二人の息子と本場、ロンドンのパブで一杯できたこと(未成年の下の息子はレモネードですが)。
二人とも立派に成長していて嬉しかったなぁ。本当に素晴らしい思い出ができました。
それにしても国内旅行は(京都行きを除き)長距離ドライブも控えて、海外に何と3回も出掛けましたが、こんな年はもう二度とないでしょうね。

それにしても iPod Touch には驚きました。2月に上の息子がロンドンの宿でこれで Wi-Fi を使うのを見て、オレも欲しい、と思って帰国後、Amazon で早速購入しました。
来年は Kindle Paperwhite を持ち歩いているかもしれませんが音楽はやっぱり iPod Touch でしょう、これは手放せません。

今年は『方丈記』800年、ということでNHKラジオで講演を聴いたりして、この短い作品を初めて読み通しましたが、本当に前半部分は鴨長明が経験した天災を綴っていて、その要を得た簡潔な描写は見事なものです。

また今年は、吉田健一生誕100年にあたる年でしたが、丸谷才一さんが逝去された年にもなってしまいました。合掌。

本といえば昨年から続いて村上春樹作品に親しみました。『1Q84』や小澤征爾さんとの音楽談義、そして何といっても『ポートレイト・イン・ジャズ』が良かった!2枚のCDと併せて楽しめました。

映画は映画館では1本も観ることなく(ただ機内では何本か何となく眺めましたが)YouTube で台詞が理解できないまま「邪魔者は殺せ」を字幕なしでも最後まで観ることができたのは、さすがは永遠の名画だからこそ、です。

TVでは阿部寛が主演した「結婚できない男」には感心しました。2006年当時は全く観ることなく今年になって再放送されたのを録画して繰り返し眺めておりました。

生活を振り返ると、これまでの「おやっさん的日常生活」6年間と変わることなく、というかますます生活が荒れてきていると感じることが多々ありました。
来年こそは、自分にとって「回復力」(山田洋次監督の言葉)を示すことが何かできないか、念じる所がありますね。良い年にしたいものです。