虹色のトロツキー

漫画家の安彦良和さんが11月11日(月)から中日新聞夕刊で「この道」を連載されていて毎回、楽しみに読ませてもらっているのですが、昨日と本日の回で、やっと「虹色のトロツキー」が登場、安彦さんの楽しいお話が聞けました(甘粕が「左翼の本が本棚にあるとはけしからん」などと怒るわけがない、飲めない石原莞爾がビールを飲んでいるシーン等、作品には随分、間違いもあったようです)。

虹色のトロツキー愛蔵版1

虹色のトロツキー愛蔵版1

それでこの愛蔵版の存在を知り、いつものように欲しくなってしまった、という訳ですが、Amazonで調べたところ在庫はあるものの、全4巻で8,000円を超えるという買物には、ちょっと逡巡。いつもの「買うと読まない」癖もあるのですが、XPパソコン修理の一件も頭をよぎります。
虹色のトロツキー (1) (中公文庫―コミック版)

虹色のトロツキー (1) (中公文庫―コミック版)

思えば山室信一さんの『キメラ』第2版の参考文献に掲げられているのを見て初めて知り、中公マンガ文庫版で全巻ちゃんと読んだはずなのですが、これが現在手元になく当時忙しかったせいか今やストーリーをほとんど覚えておりません。
キメラ―満洲国の肖像 (中公新書)

キメラ―満洲国の肖像 (中公新書)

ということで、最近の図書館なら漫画も置いているのでは、と淡い期待のもと検索したところ、やっぱり!あるところにはちゃんと揃っているではありませんか。愛蔵版は暫くカートに保存、とさせていただきます。