人間を考える 〜自分を生きる

本日夜8時、五木寛之さん登場。

内容
各界の著名人に、豊かな人生経験の中から、様々な感動や発見のエピソードを通して、人間のすばらしさや生きる力等について語っていただく連続講座。3月は「自分を生きる」をテーマにします。
自分らしく生きるとはどんなことか、自分らしさを貫くことは難しいことです。さまざまな障害にぶつかり、何度も自分を見失いそうになりながらも、それを克服して一家を成した人たちがいます。それぞれの体験やエピソードを通して「自分らしく生きる」ヒントになるようなメッセージをいただきます。


講師
五木 寛之(いつき・ひろゆき
作家。昭和7年福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮半島に渡り、平壌終戦を迎える。昭和22年に福岡県に引き揚げ、23年に高校入学。ゴーゴリチェーホフに親しみ、同人誌に小説を発表。27年に早稲田大学第一文学部露文科入学、のち学費未納で除籍処分。以降、業界誌編集、ラジオ番組制作、PR誌編集などを経て、テレビ工房に入り、CMソングの作詞や放送台本を書く。昭和41年「さらばモスクワ愚連隊」で第6回小説現代新人賞を受賞、42年「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞を受賞、2009年NHK放送文化賞

http://www.nhk.or.jp/r2bunka/ch07/1503.html

ここで五木さんが言いたかったことを私的にまとめると、以下のとおり、でしょうか。
・専門家、といわれる人であっても、その話があてにならないことが多い(粗食→年寄りほど肉を食べよ、標準血圧、精神科の治療で多薬大量投与→うつは薬で治らない、健康法で水を飲むことの良し悪し等)。
・となれば、最終的には(素人であるけれども)自分で決めるしか仕方がない、と思い定める→自分で自分を知る(自分の体が発する声を聞く)ことが、結果を自己責任で受け入れるのに良いのではないだろうか。
・人生90年時代。100歳以上が10万人の現代は「嫌老」の時代なのか?
・喜ぶことはプラスで、泣くこと、悲しむことはマイナスなのか?
・励まし(がんばれ、と言われてもどうすることもできない人)と慰め(苦しみを理解する)。
・日本人は泣くことが少なくなった?(戦争中の「誉れの母の座談」)
青木新門さんの評価がかなり低い五木さんですが(おそらく、その『親鸞』に対して、でしょうけれども)作家として永きにわたり第一線で活躍し続けている方です。人気を維持できた秘訣、というか、その人生哲学が、講演を聴けて少し垣間見えました。
『嫌老の時代』改め

余命

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